2018-01-01から1年間の記事一覧

外国人から京都はチャイナタウンだと思われている件について

世界の旅行先ベスト10として京都が毎年ランクインしている旅行雑誌「トラベルアンドレジャー」で、紀行作家のピコ・アイヤー氏が日本に関する記事を書かれていました。 ピコ・アイヤーはTEDでも有名らしく、下記で紹介されるくらい有名な方です。「最も訪れ…

DMOは観光スポットを"オススメ"してはいけないのか?

DMOには色々な法人格があります。主なものは以下のとおりです。 公益社団法人 公益財団法人 NPO(非営利団体) 一般社団法人 一般財団法人 株式会社 ざっくり言うと、公益法人やNPOは利益追求したらダメで、一般法人や株式会社はしてもいい。ウチは公益法人…

DMOの財源論/これ以上京都に観光客は必要か?

今日は台風ですが、京大主催の観光に関する公開勉強会に行ってきました。 オーバーツーリズム研究で有名な北海道大学の石黒先生 観光地経営の第一人者 セントラルフロリダ大学の原先生 合法民泊で有名な株式会社百戦錬磨の上山(かみやま)社長 民泊条例や宿…

京都市版DMO発足記念シンポジウムを終えて

シンポジウム開催の経緯 宿泊税はオーバーツーリズム対策の常識 人口増加時代の観光 京都に来ない人の気持ちを把握せよ 客室稼働率は低くていい 文化観光にこだわりすぎ DMOの施策を実現化する「場」づくり まとめ シンポジウム開催の経緯 京都市観光協会が…

これからの京都の観光マーケティング戦略

マーケティングの専門家として呼ばれて仕事してるけど、実際僕のキャリア背景はマーケティングではなくリサーチとかストラテジー寄りだったりします。でも、肩書を背負っているうちに、マーケティングについて聞かれることがあり、いつのまにかマーケティン…

DMOはベンチャー企業にとってのドアキーパーだ

2年近く色々考えて思ったのは、DMOに必要なのは旅行商品を作れる人とか、キャンペーンの企画が上手な人ではなくて、イケてるサービスを提供してる人たちが政策実現に関与できるように引き込んであげることができる人なんだということ。 面白いこと考えてい…

持続可能な観光地経営のためのメディア戦略(2)

最近,更新がマンスリーになってしまってます,すいません。普段のお仕事のほうで,自分のアイディエーション欲が消化されてしまって,執筆にエネルギーが割けていないせいです笑。今回は前記事の続きということで,講演で話した中身を書いていきたいと思い…

持続可能な観光地経営のためのメディア戦略(1)

先日,ちょっとしたセミナーで登壇する機会をいただいたので,その時話した内容をまとめておきたいと思います。 もともとは「京都におけるWEBマーケティングの手法」について話して,というお題をもらったのですが,京都に戻ってきてから1年半で,自慢でき…

どうすれば,生活文化としての和装(着物)を継承していけるか

今日は,「学生が考えるこれからの京都観光」@京大へ行ってきました。 なぜ行ったのか この手のパネルディスカッションって,パネラーの頭の回転がよっぽど早かったり,慣れてる人だったりじゃないと,だいたい議論がかみ合わなくて良くわからないままに終…

Octparseで春の京都の客室単価をBooking.comからスクレイピングしてみた

突然ですが,スクレイピングとかクローリングという言葉をご存知でしょうか? いえ,全くもって初耳です そうですよね。簡単に言うと,WEB上に載ってる膨大なデータを,自動的に読み込んでくる技術のことです。 なるほど。なんか,プログラミングとかする感…

オーバー・ツーリズムと価格弾力性

みなさんこんにちは,らいみんです。これまでダラダラとした文章を書くことが多く,読むの大変だったと思うので,今回は(できれば次回以降も)こういう感じでお届けしたいと思います。 えらい唐突ですね(笑) ん?君は誰ですか? いやいや,自分で登場させ…

デジタル広告とアナログ広告の違い

DMO界隈では,チラシやポスターなどのアナログ広告から,WEBを活用したデジタル広告へシフトしていきましょうという話がしきりに説かれています。僕もそうしたいと思っているのですが,実際に事業をしている職員のリテラシーが追いついておらず,いまだに組…

京都観光の人気検索キーワードと,検索されるWEBサイトについて調べてみた

マーケティングとプロモーションを連動させたWEBサイトを作るためには,閲覧者の好みに対応できるように,十分なコンテンツを用意しておく必要があります。コンテンツの数が少なく,ジャンルの多様性が少ないままだと,どうしてもジャストフィットしないケー…

観光地WEBサイトつくりについて

DMO立ち上げに携わって約1年半経ちました。去年はちょっとしたデータ分析の発表をすることができましたが,ほとんどは来年度事業の予算要求の仕込みとか,予算決算管理,現行のオウンドメディアの管理に費やすことになりました。 今年は,予算決算管理の事…