デジタル広告とアナログ広告の違い

DMO界隈では,チラシやポスターなどのアナログ広告から,WEBを活用したデジタル広告へシフトしていきましょうという話がしきりに説かれています。僕もそうしたいと思っているのですが,実際に事業をしている職員のリテラシーが追いついておらず,いまだに組織としてのガバナンスも効いていないので,いつまで立っても紙に埋もれて仕事をする羽目になっています。

デジタル広告の良いところは,広告効果を測定しやすいということです。どれだけクリックされたか,どんな人がクリックしたかが数値で現れるので,その広告にどれくらい投資すればいいかを検討しやすくなります。とはいえ,クリックした人が実際どれくらい商品を買ってくれたかまでは測定するのが難しく,限界があると思っていました。

ところが,下記の記事を見て,広告を見た人が実店舗に来店したかどうかが,2015年から測れるようになっていたことを知り,驚きました。(キャリアのなかで,本格的なWEBマーケの実践機会をまだ得られていないのが,本当に悔しい)

GPSのトラッキングを許可しているGoogleユーザーに限られるんでしょうけど,広告をクリックしたあと,そのスマホを持ったまま実際に店舗を訪れたら,コンバージョンしたってことになるんだと思われます。

記事中では,コンビニの来店コンバージョンは200円前後ということみたいなので,普通は1回あたり200円以上買物するはずであると考えると,広告価値があると判断できるわけですね。

来年度は,なんとかしてWEB広告の導入を進めたいという気持ちが,一層強まりました。予算編成,頑張ろう。

でも,アナログ広告にもメリットはある

アナログ広告を全否定するつもりは無いので一応擁護。

  • アナログ広告のほうが安いので,うまくターゲットにハマっていればコスパは良い。(ただし,効果測定できないので,適切な場所に適切な量の広告を打つのが難しい)
  • 強制的に目に入ってくるが,WEB広告ほど嫌悪感が無い。
  • 友達と一緒に歩いているときに見かけると,会話のきっかけになったりする。
    (WEB広告の場合は,ひとりで見ることが多いので,会話に繋がりにくい)

ということを踏まえて,バランスを見極めて予算を振り分けるのが良いのではないかと思います。