DMOはベンチャー企業にとってのドアキーパーだ

2年近く色々考えて思ったのは、DMOに必要なのは旅行商品を作れる人とか、キャンペーンの企画が上手な人ではなくて、イケてるサービスを提供してる人たちが政策実現に関与できるように引き込んであげることができる人なんだということ。

面白いこと考えている人たち、凄いサービス提供してる人たちを探すために色んなところに顔を出すのはもちろんやけど、それ以上に大事なのは、そういう人たちに対して「行政にどうやら話が通じそうな奴がいる」ということを知らしめることなんだと思います。

そのためには、地域の課題を顕在化させて、これを解決することがビジネスになる!っというアナウンスを強力に行うことが重要です。

また、提案したサービスが地域に受け入れられるか分からないというリスクを排除するため、地域のプレーヤーを巻き込んで合意形成しておくことも重要です。

なので、地域の観光の課題ってなんだったっけ、観光客はどんな人たちで何をニーズとして抱えてるんだろうか?といったことを、地域のプレーヤーたちを巻き込みながら一緒に考える場が求められます。

そこで出てきた課題を解決する手段を考えようというタイミングで、最新鋭のサービス事業者をうまくマッチングさせることができれば、地域にイノベーションをもたらすことができます。

逆にいうと、これまで地域にイノベーションがもたらされにくかったのは、地域の課題や顧客像の分析がなされていない、顕在化できていない、できていたとしても一部の人間によってしか行われていなかったからなんじゃないかと思います。

ということで、今年は情報発信施策の立て直しを頑張りつつも、地域観光課題を顕在化させるための合意形成とベンチャー支援的なことまでできればと思っています。