福岡県民の国内旅行先を月別に調べてみた

今回は、京都よりも西側のマーケット代表格となる福岡県民の2016年月別市区町村別の旅行先について、観光予報プラットフォームで集計してみました。慣れてきたのはいいけど、徐々にデータ量が増えてきて処理が重くなってきました。

f:id:horiet0322:20170625214713j:plain

国内旅行先推移.xlsm

別府は2月が閑散期?

ゴールデンウイークの需要がそれほど大きくなく、7月~12月が高水準で推移しています。年の前半では3月にピークがありますね。スキー人口が少ないから、冬場に旅行しなくなるのと、3位にランクインしている別府市への宿泊者数が大きく寄与しているのが分かります。

4月は熊本地震の影響が大きいと思いますが、2月の需要が少ないのは意外です。寒いのが嫌であたたかい宮崎へ遊びにいく習慣でもあるんでしょうか。そのわりには8月も宮崎旅行は多いみたいです。

別府市の次に多いのは、なんと福岡県内の福岡市でした。県内からなら日帰りの人が多いと思っていましたが、想像以上です。この他にも、九州の都市が多数ランクインしています。やはり、本州から海を隔てて離れていることの影響は大きいですね。

温泉がない観光地は4~6月がチャンス?

京都への旅行は、4~6月と、9~11月が多くなっています。4~6月は地震の影響でしょうか?おでんが一番売れるのが寒くなり始める9月であるように、あたたかくなり始める4~6月に温泉需要が減って、消去法的に別ジャンルの観光地である京都が選ばれているのかもしれません。だとすると、温泉資源に乏しい京都は6月が閑散期なので、九州のマーケットに対しては紫陽花ゴリ押しが良さそう。

このあたりは、いずれ2015年のデータも追加して分析してみたいと思います。短いですが、今回はこのへんで。