ファシリテーション・グラフィックが面白い件

先日,地域課題解決のためのワークショップに参加しました.目的は, ワークショップの手法を学ぶこと 人脈形成 アイディアをなるべく形にしてみたい といったところです. 今日は,学んだことを備忘のために書いておこうと思います. マンダラート 地域課題…

CT Planalyzerが凄い件(ツーリズムEXPO2017の感想③)

Google MapsとかNAVITIMEとか,ルート検索には事欠かない世の中になって久しくなりました.でも,旅行するときのルートは,短くて早ければいいわけではないというのが難しいところ. ガイドブックを見て自分で計画を立てたり,あえて何も決めず迷ってみたり…

観光イメージ動画の投資対効果について(ツーリズムEXPO2017の感想②)

国内で最も広いエリアを対象としている「せとうちDMO」は,DMOの国内事例としてよく取り上げられています.その理由は,僕の認識では3つあります. これまで,当該エリアにまたがってそれなりの活動する組織は無かったので,何をやるにしても初めてのことが…

観光地のVR宣伝について(ツーリズムEXPO2017の感想①)

いまさらですが,行ってきたので感想をば. ご当地袋からVRへ 数年前は,ゆるキャラをモチーフにしたA1サイズ(594mm✕841mm)くらいの紙バッグが,自治体ブースの宣伝ツールとしてたくさん配られてました.ツーリズムEXPOでは,毎回嫌というほどチラシや…

研究と経営の狭間で

どれだけデータの出典や前提条件を明示して,統計的な有意性の有無や,予測なのか目標設定なのかを説明したとしても,データが目に入ってくると自分の持論を補強するためだけにしか解釈しようとしない人はどうしても現れるようです. そういうタイプの人ほど…

観光客数の目標値の作り方

京都観光総合調査を使ったざっくり分析というミッション(下記参照)をひとまず終え,次はDMOとしての戦略を作りたいな,と思っています.そこで今回は,頭の体操のために,戦略を作る上で欠かせない目標設定を試算してみたいと思います. まず前提として,…

分析結果がプレスリリースに載りました

おかげさまで,これまで分析してきたことの一部が市役所のプレスリリースに載りました. 京都市:入洛観光客の延べ宿泊客数推計及び京都観光総合調査データを活用した分析結果について 延べ泊数に関する前半部分よりも,旅行者の行動パターンを明らかにする…

京都市内の人気撮影スポットをヒートマップにしてみた

先日Facebookのほうで,どこが混雑しているかがAgoop社の「混雑マップ」で見られるようになったことをシェアしました.混んでいる時間帯を避けるためにうまく活用できれば面白いです. 観光地選びをより最適化するためには,混雑だけでなく,その観光地がど…

宿泊税の使いみち

これもNewsPicksからの転載です.最近話題の京都市における宿泊税について. www.sankeibiz.jp ざっと年間20億,肝心なのは何に使うか. トイレ設置とか電線地中化とか目に見えるハード整備は分かりやすいけど,そういう結果が想定しやすくて予算要求しや…

時代に合わせて変わりうる仕組みは「伝統」ではない

下記の記事に対してNews Picksでコメント付けました.はてなブログとは連携していない(WEBサービスとしてやや競合している)ので,面倒ですがこちらにも再投稿します. dot.asahi.com (以下,コメント) 価値交換の基準をブラックボックスにして,お互いの…

国籍別の国内宿泊先月次ランキング(ホテル統計を強化しました)

京都市観光協会では,毎月ホテル統計を発表しているのをご存知でしょうか? この手の統計は,観光庁が公表している「宿泊旅行統計」が有名ですが,「宿泊旅行統計」は都道府県単位までの細かさでしか地域別の集計ができないという制約があります.京都市観光…

なんだかんだでコンサルタント

先月はデータ分析の仕事が多く,学会に出たり,講演の機会をいただいたり,少しだけ実績を残すことができてきました.また,同じような目線で意見交換したり,事業化の相談ができるパートナーとのお付き合いもカタチになってきました.今月は,いよいよ戦略…

民俗芸能を観光資源化してお金を儲けること

DMO

京都の町は祇園祭真っ只中です.鉾建てや曳き初めが続々と執り行われています.1,200年以上も昔に疫病を祓うために始まったこの神事も,現在は全国から延約100万人を集める一大イベントとして認識されています. 各山鉾町は手ぬぐいや粽(ちまき)などのグッ…

観光客の地方分散は進んでいるのか?

縁あって,来週とある学会で発表する機会をいただくことができました.それで,いろいろと分析を進める中で,ふと疑問に思ったことが. 旅行先の格差って広がってるの?縮まってるの? 実感としては,訪日客全体が増えている割には,京都への観光客は伸び悩…

2016年は京都観光のターニングポイント

本日、平成28年の京都観光総合調査の結果が発表されました。 http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20170621000186 入込客が減っても宿泊客は増えていて、消費額も増えたということで、「量」から「質」へが体現されたということになります。 これ…

「分かりやすさ」と「正しさ」のジレンマ

今の仕事に変わって約1年、ようやくR(統計ソフト)を使った作業を進められる段階にまでたどり着きました。予算編成やら情報発信やらは、それはそれで楽しいんですけど、久しぶりに本業に戻ってきた感じがします。来月には、小さい学会で発表する機会も貰…

ジャパンブランド調査の分析

電通が2017年版のジャパンブランド調査の結果を発表しました。世界20カ国の日本に対するブランド意識についての定点調査で、今年で7年目を迎えます。 https://dentsu-ho.com/articles/5143 オープンデータになっておらず不親切で、十分な分析ができませんが…

マーケティングに対する地域のリテラシー

観光庁は、"世界水準"のDMOを100法人作る、と謳っています。でも、"世界水準"の定義はしていません。 まぁ、定義しなくても、米国のオーランドやスイスのツェルマットみたいな有名な地域を目指しなさいってことなんだとは思います。しかし残念ながら、そうい…

「おんな城主 直虎」に学ぶDMO経営

みなさん、今年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」見てますか?去年の「真田丸」は三谷幸喜演出で注目が集まったことに加えて、女性主人公モノはなかなかヒットしないというジンクスがあるので、あんまり期待してない方が多いんじゃないかと思います。 ただ、…

観光消費の経済波及効果を考えるにあたって

最近少しずつ、これまでの仕事で得た知見や発想を外部の方にお話しさせていただくことが増えてきました。はやく印税で生計を立てたいです() 観光業界最大の関心事 昨日、旅行者による観光消費がどれくらい地域経済に貢献しているのかについて議論する機会…

観光立国のまぼろし

ご無沙汰しております、久しぶりの記事更新です。 マーケティングが本業なんですが、諸事情により予算編成の仕事に追われてしまい、記事のネタを考える余裕がありませんでした。DMOは、CMOを雇う前に、会計(Accounting)ができる人を雇うべきじゃないかと思…

DMOはどのように稼ぐのか?

JTB総研が国内のDMO候補法人の収益構造についての調査記事を発表されました。 「日本版DMOはどのように稼ぐのか?~自律的・継続的な運営に向けて~」(2017/2/13) これによると、観光協会などのDMO候補法人は、主な事業の内容によって大きく5つに分けられ…

京都観光関連サイト(国内向け)を比較してみた

WEBサイトの分析はマーケティングの基本中の基本です。とくに、京都観光に関するサイトはうんざりするほど多いので、競合分析が非常に重要となります。 そこで今回は、関連するサイトを用途別に整理してみたいと思います。最近は、SEO(なるべく検索結果で上…

DMOのマーケティングに対する誤解

ここ最近DMO関連のセミナーとか会合に出る機会が何度かあって、そのたびに思うこと。 DMOのマーケティングは旅行者の分析が前提になりがち どんな旅行者を呼びたいかターゲティングをしましょうっていうのは、それはそれでごもっともなんですが、最終的には…

福岡県民の国内旅行先を月別に調べてみた

今回は、京都よりも西側のマーケット代表格となる福岡県民の2016年月別市区町村別の旅行先について、観光予報プラットフォームで集計してみました。慣れてきたのはいいけど、徐々にデータ量が増えてきて処理が重くなってきました。 国内旅行先推移.xlsm 別府…

石川県民の国内旅行先を月別に調べてみた

今回は石川県民の国内旅行先を観光予報プラットフォームで集計してみましたー。「関東への旅行」と「関西への旅行」が競合する地域という意味でのチョイスです。愛知県でも良かったんですが、愛知県はビジネス需要が強そうなので後回しにします。 前回は集計…

東京都民の国内旅行先を月別に調べてみた

旅行者数の分析はどうしても自分たちの町にばかり注目してしまいがちですが、当然旅行者は他の地域にも旅行しているので、市場シェアをどのくらい取れているのかを把握することが重要です。 これまでの統計では都道府県単位でしか把握することができなかった…

いま必要な観光消費のデータとは

さいきん投稿サボりすぎなので、短いですが少しだけ思いついたことを。 観光に関するデータは捉えにくいとはいいつつも、ここ最近で統計データが随分整備されました。国が公表しているものをざっと挙げただけでも、これくらいはあります。 1.出入国管理統…

京都の客室稼働率が高くなったことで、日帰り客は増えているのか?

2016年の訪日外国人数は2400万人(前年比約22%増)を超えました。2020年には4000万人を目指すことになっています。順調に増えているようですが、これが各地域の旅行に与える影響は様々で、国全体と同じように成長しているとは限りません。 とくに京都の場合…

京都市内観光地の訪問特徴をコレスポンデンス分析で可視化してみた

これまでの記事アクセス数を見ると、データに関する記事のほうが受けがいいらしいことが分かってきました。今回は、公表データから比較的簡単にできるコレスポンデンス分析を使って、旅行者の属性別に市内訪問地の傾向を可視化してみたいと思います。 データ…